大好評販売中の、「オールナイトニッポン50周年記念限定モデル クロノグラフ腕時計」。
ここでは「ニッポン放送ラジオリビングショッピング通信春号で、掲載しきれなかった
未公開トーク、未公開カットを加えたロングバージョンでご紹介!
今回の企画について、お二人の「オールナイトニッポン」への
想いや思い出を交えてたっぷりお話しいただきました。
上柳昌彦アナウンサー

まさにミッドナイトブルーの時間帯が好きだった。
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オールナイトニッポンを担当していたのは、1983年~86年の3年間ですね。
自分がラジオ好きな少年でしたから、深夜から明け方に段々、まさにこの時計盤のようなミッドナイトブルーからちょっとずつ色が紫色になって、オレンジになっていくっていう時間。「あ~、また僕は勉強もしないでラジオを朝まで聞いてしまった」っていう、その時間に自分が喋っているっていうことは、やっぱりちょっと感動しましたね。ガラス窓の外がやっぱり春から夏にかけてですと、まさにそうなるので。あの時間、好きだったんですよね。1981年に入社して。ラジオが難しかったんですよ。出来ると思って入って、でも、オールナイトニッポンに行き着くまでは、何やってもダメで。怒られていたんですけど。しょうがなくオールナイトニッポンの2部の枠が空いているから、「ちょっとやっとけ」みたいな感じで始まったんですよね。だけど本当にここでいろんな体験をさせてもらいました。
想像力の豊かな人が聞いてくれると楽しめるモノ、なんだ。
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番組で一番の思い出ってよく話すんですけど、あるホテルのスイートルームからの2時間の生放送。ホテルの開業に伴って、2時間とにかく番組やれと言われたんですよ。スタッフと一緒に行って、スイートルームの深夜の3時なんていうともう眠たくなっちゃうんですよね。全然テンションが上がらないまま3時を迎えてしまい、喋り出してもなんか今一つ盛り上がらない。やっていて、ふと外を見たら、すごく眺めのいいところだったんですよ。180度、見えるんですよね。半円形になっていたんですよ、部屋が。初台とか幡谷とか代々木の方が見えるなと思って、「家で聞いている人、ぜひ家の明かりをつけたり消したりしてくれ」って言ったんですよ。そうしたら、いくつかの明かりがついたり消えたりパッパッて、点滅してるんですよ。どうみても。で、「YESだったら1回、NOだったら2回ね。」なんて言って。「男ですか?」パッパッ。「女の子?」パッ。「中学生?」パッパッ「高校生?」パッパッ「大学生?」パッパッ「浪人?」パッ「浪人だー!」なんて言って。それで、そうやって見えている明かりで一個一個会話を交わしながら放送したんですよね。
こちらは興奮して面白かったんですが、ニッポン放送に帰って、スタッフに開口一番言われたのは、「何をやってるかわからなかったよ。」で。だから、あ、これ失敗だったんだな、現場だけではしゃいじゃって、と。ところが、その週ハガキがものすごく届いたんですよね。当然、一生懸命明かりをつけたっていう方からも来たんですけど、絶対明かりなんか見えないようなところの人が結構やってた。それどころか、全国ネットだったと思うんですけど、「私は京都でやってた。」「京都で(点滅させている部屋があるのが)見えた。」という人が手紙を書いてくれたんですよね。ていうことは、ラジオって、想像力の豊かな人が、自分の頭の中で映像を思い浮かべながら聴いていると、相当楽しめるモノなんだなっていうのを、体験したんですよね。いろんなものを学びましたね。ラジオって面白いなあって、楽しいなって思った強烈な思い出ですね。
この時計をデザインしてくれた方も、オールナイトニッポンを聴いていたとのことで。凄く一生懸命デザインしていただいたっていうのをきいて、嬉しかったですね。オールナイトニッポンの持つ力ですよね。どこかで体験していらっしゃるという。年代とか、世代によって聴いていた時が全く違うので、それも面白いですよね。(時計を見て)クロノグラフっていうのでしょ?こういうの、男心を相当くすぐりますよね。いろいろと考えてくださって、1時~3時とか、オールナイトニッポンが放送しているところの文字盤を変えてあったりね。細かい工夫がいっぱいあるので。「ここにこんな意味があるのか。」「こんなところにトランペットがあるんだ」、「秒針はなぜ赤なんだ?」とか、意味が細かくありますので。是非それを一杯やりながら、じっくりご覧いただきたいと思いますね。
一生懸命な想いがバッと出る2時間。 同じ時間を共有してほしい。
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ぼくが今やっている早朝4:30~6:00の「あさぼらけ」という番組が、(オールナイトニッポン ゼロの次番組なので)若いパーソナリティの人たちと交流があるんですよね。60歳になって若いアーティストの人たちと知り合って、彼らがすごくいいメッセージを発するところとか、駆け上がっていく様を見るっていうのはいいですね。すごくいいオールナイトニッポンをやっているのを聴きながら作業できるので。聴きながら仕事できる幸せっていうのもありますよね。ラジオの番組って、長屋なんだなって思いますね。隣同士つながっていて、次に伝えていくという。これが良いなって思いましたね。
生放送で一人のひとがマイクの前まで体を持ってきて、伝えることって、本当にすごいことなんですよね。なんでも手軽に調べられたりスマホで見ることができたりするんですけども、そこにはいろんな人たちの想いがあって。一週間あったことを、これ話してみたい、あれ話してみたいって考えているところがバッと出る2時間なのでね。是非、その同じ時間を共有して聞いていただきたいと思います。